〒689-2304 鳥取県東伯郡琴浦町逢束48
TEL:0858-52-2998
鳥取県で自動車解体、自動車部品(中古・リビルト)の生産・販売業を営み、「NGP日本自動車リサイクル事業協同組合」の全国ネットワークを通じたリサイクル部品の通信販売を展開している東和様。広大な敷地約3100坪に解体作業場と生産工場、トラックヤードなどを設け、約1万4,800点の部品を保管できる倉庫は同業者の中でも中四国随一の規模です。とりわけ、ドアやボンネット、バンパー、エンジンなどの大物部品の品揃えが豊富な上、低年式の希少な四駆部品なども多く保有しているため、全国のフロントマンからの発注は増え続けていました。ところが社長の春山様は「作業場と倉庫が3kmも離れていたので、従業員が軽バンで搬送していました。だから依頼に即応したくても、出庫から梱包・発送までに時間も人手も車両も必要。搬送中の破損もあり、ムダの削減と効率化が課題でした」と打ち明けてくださいました。
そこで「現工場の隣接地を取得し倉庫を増設した」という相談を受けたトヨタL&Fは、限られた空間を最大限活用できるパレットラック(重量ラック)を提案。2019年10月に完成した新倉庫に導入しました。「重量ラック導入で2万点強の在庫を保有できるスペースが確保できました。動線効率も上がったので、全国のお客様のニーズにリアルタイムでお応えしていきたいです」と春山様は抱負を語ってくださいました。
新倉庫増設について、春山様は「地方は人手不足や高齢化が深刻ですし、昨今は送料が高騰していたので、作業場と倉庫の間を往復する手間がなくなり、車両も1台不要になって年間約500万円のコストが削減できました」とご満足の様子。トヨタL&Fからの物流提案についても「地震対策など安全面についてもアドバイスをいただきました。特に、女性従業員が負担に感じていた重量物の入出庫作業を省力化できたことは非常に大きいですね」と高く評価していただけました。
今回の導入にあたり、トヨタL&Fが重要視した点は、動線と作業の効率化、省力・省人化、そして、安全性の向上でした。限られたスペースに重量ラックを導入することで高層部分を有効活用でき、十分な保管量を確保できる反面、高層部分に保管する在庫の管理や入出庫作業がスムーズかつ安全に行えなければ意味がありません。「電動ハイピックリフトを使うことで、倉庫責任者の女性従業員が1人で大物部品の入出庫から梱包・発送まで手掛けられるようになりました」と春山様。「梱包作業は、男性より女性の方が丁寧できめ細かい部分まで配慮してくれるので、お客様にも好評です。輸送中の破損などクレームも大幅に少なくなりました。これからも改善を重ね、より品質を向上させ、付加価値の高い部品をお届けしていきたい」と未来の展望を示してくださいました。
電動ハイピックリフト 8FBP10
販売スタッフ 茂上 大輔さん
東和様は、「世界の自動車ブランド『トヨタ』が選んだ製品」という実績と信頼を理由に、過去2度も重量ラックを導入してくださいました。フォークリフトに関しては10数年来のお付き合いです。2016年鳥取県中部地震を経験されてからは、トヨタL&Fの地震対策にも一層の信頼を寄せてくださり、3度目の重量ラック導入が実現しました。近年、近隣の小・中学生が環境学習で、東和様のリサイクル部品生産現場を見学に来られる機会が増えているそうです。トヨタL&F製品も多くの子どもたちに「見られること」を意識し、メンテナンスはもちろん、清潔で安全な作業現場の実現を心がけ、東和様のイメージアップにも貢献したいと思います。