〒684-0034 鳥取県境港市昭和町9-7
TEL:0859-42-2131(代)
境港魚市場様は、アジ、サバ、イワシ、イカ、紅ズワイガニなど、年間漁獲高167億円(2018年実績)を誇る境港漁港の水産物卸売会社。豊洲市場をはじめ、全国の消費者に新鮮で良質な水産物を安定的に届ける、まさに日本の食を支える存在です。そのため、取引が行われる「鳥取県営水産物卸売市場」では、食の安心・安全志向の高まりを背景に現在、国際衛生基準に対応した高度衛生管理型市場への建て替えが進行中。2019年6月には新市場の一部が供用開始となり、これに伴い、場内の空気汚染対策として、排ガスの出ない電動フォークリフトとプラスチックパレットの導入が必須となりました。
代表取締役社長の石橋様は「食品衛生管理の国際基準HACCP(ハサップ)を取り入れた市場に生まれ変わるため、より安全・安心で良質な魚を届けられるクリーンな環境を実現したいと考えました」と話します。こうした課題に対し、トヨタL&Fは耐水性にすぐれた新型電動フォークリフトのgene(ジェネ)Bをご紹介。さらに、海水に対する耐性が高いステンレス板を運転席の足元部分に施すオプション加工もご提案しました。腐食による金属片の飛散や異物混入、バッテリーへの海水侵入を防ぐことが目的です。「こちらでは想定できない、将来の衛生・安全対策も見越した提案をしていただき、信頼できると感じました」と石橋様。
境港魚市場様は以前、他社のエンジン式フォークリフトを使用されていました。その頃は、法定検査以外の通常メンテナンスを従業員が行っていたそうです。「海水による腐食やトラブルが多く、深夜に故障すると代車が借りられずに作業が滞ることもありました」と石橋様。「トヨタL&F様は頻繁に様子をうかがってくれ、当社の立場になって迅速丁寧に提案してくれました。今も、サービススタッフが月1回、プロの目線でメンテナンスしてくれているので安心できます」と石橋様。さらに「電動車gene(ジェネ)Bを導入してから作業効率も上がりました」とのこと。
岸壁で水揚げされた鮮魚は船上で発砲スチロール箱に詰められ、種類や大きさなどによって選別されてフォークリフトで市場に運ばれます。従来は木製の箱やパレットが使われていましたが、木くずが出て壊れやすいため、衛生管理がしやすいプラスチックパレットが導入されました。「衛生面の改善が目的でしたが、魚をパレットに乗せたまま運び、そのまま競り場に陳列できるため、結果として搬送効率も向上しました」。今回、予想以上の導入効果を得られた石橋様は「今後、2号市場が完成すれば扱い品目が増え、競り場も広くなります。日本海側屈指の漁業基地として、より品質の向上を求め、衛生管理の整った市場と流通の効率化を実現したい」と抱負を語ってくださいました。
AC制御電動フォークリフト gene(ジェネ)B
所長代理 山口 聡
境港魚市場様では従来、フォークリフトの法定検査以外の点検やメンテナンスは従業員が行っていました。しかし、多忙な従業員にとって、この作業が負担になっていた上、衛生面でも問題がありました。この度、当社の電動フォークリフトの導入に至った決め手は、トヨタL&Fの強みである専門サービススタッフによる月1回のメンテナンスです。境港水産物地方卸売市場は2023年、国内有数の最先端市場に生まれ変わります。今後も「消費者に信頼される市場」を目指す境港魚市場様と同じ目線で、私たちもお客様の信頼に応え、コミュニケーションを大切にしながら迅速丁寧な対応で境港の発展に貢献して参りたいと思います。